症例
長距離移動でギックリ腰
50代 女性 道東
この方は娘さんの引っ越しの手伝いに札幌に4時間ほどの
長距離移動で来た際に、掃除機をかけていてギックリ腰になり
来院されました。
お話を伺うと、元々は椅子から落ちた際に太もも裏を強打して以降
左のひざが痛くなり、整形外科に行ったところ、異常なしということで
マッサージに通うように勧められたので
何度か整骨院に通ってみたのですが、症状が変化しなかったのでやめてしまったとのこと
最近は左ひざの痛みを我慢しているうちに、左の腰に時々痛みが出るようになっていた
とのこと、当日はJRを降りた時点で腰の調子は悪かったものの、引っ越しのお手伝いを
する必要があったので掃除機をかけていたところ、ぎっくり腰になったとのこと。
前日は寝返りを打とうとすると、腰が痛くて眠れなかったとのこと、
明日、再度長距離移動で帰宅予定とのことなので、
2日続けての施術となりました。
本人は先日よりは調子が良いと言っていましたが、ただ座っているだけでも
辛そうでした。施術を始める為に仰向けに寝て頂いて、
お腹の状態を確認するために手を置くと、お腹が痛いとのここと・・・
かなりの重症でした。
お腹、お尻などを中心に可能な限りゆるめ、気になるという左の肘も施術しました。
施術後かなり楽になったと言っていましたが、しっかりお風呂にはいること
(できれば2回、翌朝も)自分が一番楽な姿勢で安静に過ごすことをお伝えしました。
翌日、かなり楽になったと言って来院されましたが、膝がやっぱり歩くと痛いとのこと
私から見ると腰もまだまだですが、前日よりは良くなってました。
本人は気が付いていなかったようですが、どうやら左の股関節も痛めていたみたいです。
ギックリ腰はおそらく自然に良くなるが、股関節とひざに関しては良い治療院を探して
しっかり治した方が良いとお話させていただき、できる限り筋肉をゆるめ
腰についてはかなりその場で楽になりました。
ひざが痛いのは太ももが原因ということに納得がいっていなかったようなので
立った状態や足ふみした状態で、太ももをゆるめ、膝の感覚の変化を感じてもらい
自分でできるセルフケアについても説明しました。
また、札幌来る予定があるので、その際は来院したいとのことで、
大変うれしくはあるのですが、股関節痛は時間がかかることが多いので
出来れば地元でも良い治療院を見つけて頂いて治療を続けていければ
早く回復すると思います。