症例
坐骨神経痛で手術を勧められている
この方は数年前から坐骨神経痛に悩まされ
色々な整体、体操などを試してきたが、痛みが出ない
という状態にはならず、
整形外科ではL3とL4の間が狭まっているとのことで
手術を勧められたそうなのですが
手術は受けたくないということで当院のチラシを見て来院されました。
症状としては月に2回くらいのお尻から足先までの
シビレを伴う大きな痛みと
常に感じる軽い痛み
右肩の痛み
腰痛からくる坐骨神経痛とうことだったので
骨盤周り、腹部と大腿部を中心に緊張をゆるめる
施術を行い、骨盤の調整を行いました。
施術前のモヤモヤした感覚がなくなっている
ことを確認していただき、次回は1週間後の
予約をしていただきました。
2回目の施術では、この1週間で
大きな痛みはなかったが、昨日の運動で
もやもやがまた出てきたことを
確認し施術に入りました。
大腰筋の緊張はなくなってましたが、
右側の腸骨筋の緊張が大きかった
太ももの内側の筋肉に緊張があったので
その部分をゆるめ、自宅で行う自己メンテナンス
をお伝えしました。
帰り際に奥様の肩甲骨のあたりがかなり張っていて
心配だとおっしゃっていたので、原因となっている
可能性の高い筋肉を伝えました。
3回目の施術では坐骨神経痛は調子が良いが
今までになかった腰痛が出てきたとのことで
心配されてましたが、それはむしろ良い傾向であることを
説明しました。
2つ可能性があり、1つは元々腰痛はあったが、
坐骨神経痛の痛みに隠れて自覚できていなかった場合
もう一つは、原因の筋肉がゆるんでいく過程で、
別の筋肉に負担がかかり別な痛みとして出てきた場合。
元の痛みよりも小さな痛みであることが前提ですが、
いずれの場合も元の症状が良くなっていく過程で
出てくるものであることを理解し、安心していただきました。
身体の状態は順調に回復していたので、
少しだけ残っている各部の緊張をとり
引き続き自己メンテナンスを行っていただくように
お願いしました。
4回目の施術では坐骨神経痛が良くなってきたら、
股関節まわりが痛くなってきたとのこと、
話を聞いてみますと、坐骨神経痛になる前に
5年くらい股関節痛があったとのこと
坐骨神経痛になり、そっちは治ったと思っていたとのこと
施術で原因となっている筋肉をゆるめていったのですが、
個人的には、元々あった股関節痛が坐骨神経痛の痛みに
隠れていただけで、坐骨神経痛が治ってきたので
股関節痛が表面に現れてきたのではないかと思います。
そこまで重症ではなかったので次回予約は2週間後に
していただきました。
6回目の施術前に状態を尋ねたところ
ひざから下に軽いしびれのような感じが出る日もあるが
20分くらい歩いているうちに収まる。
セミナーで2時間半くらい座りっぱなしだったが
痛みが出なかったとのことで
そして、来院された当日はどこも痛いところがない!
とのことでした。
今後は良い状態を体に覚えてもらうための期間になり、
その後はメンテナンスとなります。
手術をすることなく回復されて本当に良かったです。